【姉なるもの】癒しのささやき お姉ちゃんと僕の夏の夕涼み【CV:鈴代紗弓】
本作『【姉なるもの】癒しのささやき お姉ちゃんと僕の夏の夕涼み』は、夏の夜という限られた時間の中で描かれる「寄り添い」と「ぬくもり」を丁寧にすくい取った、癒し特化のボイスドラマ作品です。
舞台は夕立が止んだあとの縁側、夜風、線香花火、蛍の光。派手な出来事は起こらず、ただ隣に「姉」がいるという安心感だけが、静かに積み重なっていきます。
ヒロインの千夜は、血のつながった姉ではありません。神とも悪魔ともつかない異形の存在でありながら、「姉」として寄り添う存在です。
その設定があるからこそ、本作の関係性には独特の距離感があります。家族のようでありながら、完全に同じではない。けれど、確かに守り、包み込んでくれる存在として、物語の中心に居続けます。
音声の構成は、ASMRというよりも物語と環境音を重視したボイスドラマ。雨音や夜風、虫の声といった環境音が背景に流れ、その中に千夜の声が自然に溶け込んでいきます。耳を刺激する演出ではなく、その場に一緒に座っているような感覚を大切にしている点が印象的です。
鈴代紗弓さんの演技も、本作の大きな魅力です。強く主張する声ではなく、抑えたトーンで語りかけるようなやさしい演技が、千夜というキャラクターの包容力を自然に表現しています。導くでもなく、叱るでもなく、ただ隣にいる。その距離感が、聴き手の心を静かにほどいていきます。
トラックはすべて短編構成で、夕立が止んだあと、縁側で夜風を感じる時間、線香花火を眺めるひととき、そして次の夏へと続く余韻へと繋がっていきます。どのトラックも、一夜の記憶をそっと切り取ったような静けさを残して終わるのが印象的です。
本作は、刺激や展開を求める作品ではありません。疲れた夜に、何も考えずに耳を預けられること、眠る前に心を落ち着かせる時間を与えてくれること。その役割を、とても誠実に果たしている作品です。
癒し系音声、日常ボイスドラマ、そして「姉なるもの」の世界観が好きな人にとって、確かな安心感を与えてくれる一本だと言えるでしょう。
作品情報
雨止みを待つとき、
縁側で夜風を浴びるひととき、
線香花火を、蛍の光を眺めるときも、
傍らにはずっと千夜姉のぬくもりがある。
「夜を吸い込んで、吐き出して。お姉ちゃんと夕くんの命がひとつに重なって、混じりあっていくみたい」
姉と過ごす、とある夏の夜。
「ああ、こんな時間ができるだけ永く、永遠に続けばいいのに――」
——————————
周防パトラ監修、cv:鈴代紗弓で送る、
『姉なるもの』の音声作品(シチュエーションボイスドラマ)です。
夕立ちの雨音や線香花火などの環境音と共に、
ヒロイン「千夜」との穏やかな時間を過ごす、
どこか懐かしい夏の記憶に浸れる4つのボイスドラマを収録。
※本作品は、いわゆる「ASMR」ではありません。
物語と環境音を楽しんでいただく「ボイスドラマ」です
キャラクター紹介
キャンペーン情報
クレジット
原作: 『姉なるもの』シリーズ/飯田ぽち。
——————-
イラスト: 飯田ぽち。
シナリオ: 雪丸仟
キャスト: 千夜…鈴代紗弓
監修: 周防パトラ
ボイスディレクション: 味里
レコーディングエンジニア:そらP(TRIFRONTIER)
音声編集/MA: KosK(TRIFRONTIER)
スペシャルサンクス: じゃん(TRIFRONTIER)
鈴木 拓真(TRIFRONTIER)
株式会社ストレートエッジ
—————————























































































